M-factoryという”人”

M−factoryと聞けば、すぐ数々のアーティストの名前が浮かびますが、私の中では鉄弦用システムという頭がありました。…が、少し前にふと立ち寄った記事で、ナイロンシステムの施工例について扱われているのを見つけたのです。***ただ私が知らなかっただけで、ずっと前からやっておられたのだと思いますが…しかもpm−50とセットの『50 system for Nylon』というものです。

 

ちょうど手元のガットをどうにかしたいと思っていたので、勇気を出して問い合わせてみることにしました。国内外のトッププロを相手に仕事をしておられる方ですし、直接ご連絡するのは初めてでしたので、当然かなり緊張したわけです。メールで少しやりとりさせていただいたところ、なんと代表の三好さんの方から電話をしたいとおっしゃるのです。若干うろたえた私ですが、お話をしていくうちに、M−factoryがここまで信頼される理由を肌で感じる機会となりました。

 

やはり”人”なんですね。三好さんはプレイヤー1人1人、ギター1本1本にとことん寄り添う方なのです。マメに電話してくださり、リラックスした雰囲気で細かなニーズを汲み上げてくださった上で、豊富な知識とご経験からアドバイスを下さいます。理解しやすいように写真や図面を作成して送ってくださったり、必要な時は、既に完成されているシステムに手を加えてまでカスタマイズしてくださるという徹底ぶりで、本当にオンリーワンなものを提供してくださるのです。

そのようにして出てくるサウンドですから素晴らしいはずです。M−factoryの…というより、アーティストとギターの音色が正確に伝わるように尽力しておられる三好さんの姿勢に感銘を受けました。ファンが多いわけですね。

 

またお一人、心強い味方を得たような気持ちです。